高校時代の恋愛は奴隷生活
恋愛についてこれからちょこちょこ書き綴っていきます。嘘のような本当の話が多い恋愛だったのですが、信じてください。そして読んでほしい人がいます。それは、
優柔不断で優しいとよく言われ、自分で決めることが苦手
という人です。これは自分が周りからよく言われる言葉であり、一見よさそうに見えて全然よくないので、同じようなことを周りから言われる人はぜひ。また、友人や知り合いに自分の恋愛の話をするとそれはもう決まって嘘でしょ?と驚かれるので、その他の方もぜひ。ちなみに相手の名前は記憶を美化させたいので個人的に好きな名前にしています。詮索はしないで。
アオイ|恋愛が奴隷に変わった高校生活
高校1年の冬。体育館で生徒総会なるものが開催され、体育座りして暇をもてあましていた時、突然携帯にメールが届いた。
「生徒総会つまんなくない?」
アオイからのメールだった。
「つまらないねぇ。なんでこんなことやるんだろう」
睡魔が襲ってきた頃だったのでちょうどよくて、メールを続かせる鉄則の疑問系で終わりにしてメールを続かせた。
生徒総会が終わってからもなんとなくメールが続き、部活帰りにご飯を食べに行く約束をしたのだが、正直気まずかった。気まずい理由は少し前にさかのぼる。
高1の夏祭りに男友達5人で遊びに行った日。自転車で祭りの会場までバカみたいに騒ぎながら行ったことを覚えている。そして祭りの会場でウロウロしていると、同じ部活の女友達のアヤから連絡がきた。どうやら祭りに来ているようで、自分だけに用があるみたいだ。祭りに呼び出し、、、ドキドキしていたところに現れたのが、アヤとアオイだ。
「よ!ヨータ!」
この時アオイの存在を知らなかったので、全く存じ上げない女子から自分の名前を呼ばれてひどく混乱したことを覚えている。するとすぐにアヤがフォロー。
「急に連絡してごめんね。実はこの子アオイっていうんだけど、ヨータと一緒にきてる友達のカンタと同じクラスでカンタのことが好きなんだ。だからヨータが呼び出してくれない?」
、、、なるほど。俺は呼び出し係ということか。お安い御用ですよと。カンタはイケメンで身長も高く、絶対モテるだろうと思っていたが案の定でした。夏祭りで呼び出されて告白。漫画にあるようなシチュエーションでいいなあと思っていたが、カンタはアオイを振って帰ってきた。さすがに終わりまで漫画みたいにはいかないか。なんてひと夏の恋を傍で見て、あっという間に1年の終わりを迎えようとしていた。
実は夏祭りの時に呼び出すためにアオイとは連絡先を交換していたのだが、なぜ今になって自分に連絡をくれたのかはわからない。ただ初対面で人の名前を簡単に呼べるところからしてもアオイもつまらない生徒総会の相手を探していたのだろう。誰でもいいってやつ。
そんなこんなでカンタの件から半年程経ってはいたけれども、どうやって話そうか大分考えてからご飯にいった。
アオイはやはり夏祭りの時と変わらない、元気で明るい女の子だった。ご飯も元気に食べるし話は盛り上がるし。なんだかかわいいなと思ってそれからも連絡を取り続けた。
そして付き合うことになった。奴隷生活の始まりが迫っているとも知らずにドキドキな高校生活を思い描いていた。
ここまでは平々凡々な恋愛ながらも、きゅんとなる事をましたが、ここから異常な恋愛が始まります。続きはまた明日。思い出しながら書いているだけでも怖くなってきた。