ブラック企業でもホワイトな人生は送れる

30代でも楽して生きたい。ホワイトな人生(自分にとって楽しい)はあるんだよということを伝えるブログ

アメリカの陸上競技の取り組みがそのまま仕事に使える話

今日本長距離界ではアメリカのトレーニング方法が注目され、少しずつ取り入れ始めてきています。

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そのトレーニング方法がビジネスにも通じる、というよりダイレクトにこのやり方が正しいだろうと感じたのでここに書きます。


少人数制

メンバーが日本の陸上部員と比較して非常に少ないです。男女合わせて10人となっています。少ない人数の理由は単純な話で、ノウハウを持っているコーチが見る事ができる人数が少ないからです。1人ひとりの状態を細かく把握する為には、人数に限界があって当然です。

 

それぞれが自覚を持って個人的にやる

コーチが選手を一人ひとりしっかりと考えて練習内容を決める為、それぞれがその時にあった環境や状態で練習を行います。すると当然、みんなバラバラになるので全員の練習をすべて見ることができません。(それ故に別でコーチを付けてトレーニングをしている選手もいます。)

だからこそ、選手達は自主的に行います。日本からアメリカのチームに所属している大迫傑選手もその1人。重要な練習の時だけコーチがきて、それ以外全て1人でこなしています。それでもコーチが家族と一緒にいたいからという理由で、きてくれなかったこともあったようです。


はっきりとしたコミュニケーション

前述のコーチ不在の理由のように、日本だとそんなことで?と思われてしまいかねない事でコーチが選手を見れないこともあるようです。

コーチのわがままを通して終わりなら選手は不満が残りますが、はっきりとしたコミュニケーションをしているからこそ、信頼が生まれ成り立っています。

大迫選手もコーチと話し合い互いの意見を出し合った上で、大迫選手が承諾したようです。そこに上下関係はありませんでした。

 

わかっているような基礎やあたりまえを反復して「教える」

選手が自主的に動き、コーチと意見交換しながら一人ひとりの練習内容を考える。
放置しても結果がでるような状態でありながら、練習をコーチが見れば細かい指摘が飛ぶようです。

腕の振りや接地の仕方などあたりまえなことを言われて、はいはいと思うことがあるみたいですが、長年の練習や環境によって少しずつズレが生じたりするものです。それを客観的に見て修正される、基礎の見直しをしっかりとできています。


ハードな練習

練習内容はとても厳しいものになっています。それは日本の陸上経験者が想像するよりもはるかに厳しいです。試合のあとに練習したり、練習量が日本の倍以上あったり。

 

しっかり休む。選手もコーチも

練習を日々頑張るからこそ、休養もしっかり摂ります。毎日の十分な睡眠はもちろんのこと、身体をリセットさせる為に1年間に1回、3週間ほどの休養を摂る選手もいました。(日本選手は多くて1週間ほど)

 

いかがでしょうか。あまり説明がいらない気がするのですが、このやり方をそのまま仕事で行えればいいとは思いませんか。

 

チェックする人が見れる数だけの社員を揃え、上下関係なく互いの意見をはっきり伝え合いながらそれぞれが自主的に動く。業務時間は定時までと決められ、休みはしっかりと取れる。

 

そうすれば、ハードな仕事でも頑張ろうと思える可能性が高くなると思います。ただ、仕事には「利益」「能力」という障害があります。

 

業界毎に特性があり、人を多く雇って数をこなさないと利益が出ない仕事もあります。

 

また、アメリカのチームは既に速さと知識という能力を持ってきた選手が集まっていますが、仕事は未経験者が存在します。意見がまだ自分の中に形成されていない人と知識がある人ではどうしても意見が偏ったものになるでしょう。

 

そういった問題点もありますが、それを含めても改善すれば今よりもきっと仕事が楽になることと思います。全てを変えることは難しくても自分の周りを少し改善することで自分の仕事が楽になるかもしれません。ぜひ考えてみてください。