アメフト含め、スポーツはクリアではなく仕事とそっくりなブラック業界
日本大学のアメフト選手の会見が行われ、結構大きな問題になっています。
が、実際に大学までやっていたアメフト経験者に聞いた話だと、今回の件はまぁやりすぎではあるけれどよくある話で、驚くことではない。らしいです。その業界では普通のことがSNSや動画で拡散されるとここまで話が広がるのですから、本当に怖いですね。
さて、今回話したい事はこういったニュースが報道されるとちょいちょい出てくる、スポーツはクリアであること。これすごく違和感がありませんか。たくさんスポーツ界で黒い話が出ているのに、いまだにクリアだと認識させようとするメディア。
相撲に関していえば国技とまでいって、賭け事の問題になりましたよね。
そういったほとんどの問題が個々の話ではなく業界全体の問題になっています。今回の件も、アメフトを経験した人であれば今回のタックルは普通であると捉えてしまうこと。その普通を異常だと認識させるには、個々の意識ではなく業界全体で変えていかなくては根本的な解決になりません。
なのに記者会見では監督・選手の記者会見が放送されていました。問題の矛先を向ける方向が間違っています。あれだけではきっと日本大学以外のアメフトの人達はこう思うでしょう。
「バカだな」
「あの大学はうまくやっていないからああなったんだ」
「ウチはもっと隠しながらできる」
このような考えに至ってしまうのは、タックルによって試合が有利に運ぶからです。
今回の件もただムカついたから選手にタックルをしたわけではなく、選手を再起不能にする為にタックルしました。これは1つの戦略ともいえます。
怪我をすることで相手チームの選手が1人減るのですから、チームにとって大きく戦局が変わります。でも選手は退場にまではならないとなればどうでしょう。
ルール違反をして勝敗に影響が変わり、ペナルティを受けるも勝敗に影響しなければ、上手く違反する方がいいに決まっています。
だからこそ、業界でルールを厳しく変更する必要があるのです。
勝ちたければ色々な方法を使って勝ちます。それが限りなくブラックだけどグレーなことでも。実際、仕事でもあります。仕事だけブラックといわれ、スポーツがクリアになっている違和感はここにあります。
綺麗な心を黒くするのは何でも組織や団体のような環境が原因であることが多いので、アメフト業界も組織から変わってほしいです。