頑張ります、気をつけます、以後、今後は使わない方がいい
みなさん仕事での失敗は大なり小なりありますよね。
そして失敗を取り返す度に使われる言葉達が存在します。
「申し訳ありません。以後気をつけます。」
「これから気をつけて対応します。」
「頑張ります!」
よし、これから頑張るなこいつ。許してやろう。と上司に思わせる魔法の言葉達。やる気を見せることはいいこと。
まぁ正直言わないより言うほうが相手に反省の姿勢を見せるのでいいのだけれど、ここで質問です。
放ったその言葉達をちゃんと浄化させたことはありますか?
同じ失敗、似たような失敗を繰り返しまた魔法の言葉を使っていませんか?繰り返し唱えていると効果が薄れてきます。すると上司はこういいます。
「おまえ本当に反省しているのか?」
「いつも謝ってばかりだけど本当にすみませんって思ってる?」
そんな言葉を言われたらかなり心にきますね。一歩が伊達から喰らったハートブレイクショットレベル。ステージは爆発3秒前の胃がキリキリマイ状態。タイムリープしたいわ。
そこまでくると自分はできないやつだと思いますよね。焦りますよね。だめな人間ですよね。でも仕事はしないといけない。
だから失敗をする度に何回も魔法の言葉を使って乗り越えようとしますが、その言葉達は報われているのでしょうか。報われていないと思います。
じゃあもっともっと頑張らないといけないことか!甘いのだな自分は。
ではありません。あなたは悪くありません。悪いのは何か、それは「仕組み」です。
自分が失敗をした時はまず仕組みを確認することが大事なのです。
なぜかを友人の体験談を踏まえて説明します。
Aさんは先輩社員に頼まれて、あるデータを入力しなくてはいけません。今日中にやらなくてはいけない作業だといわれましたが、10個のデータをひたすら入力するだけなので、作業時間は15分程度。優先順位はそこまで高くないです。
しかし後で後でと思っていたら、忙しくて入力を忘れてしまいました。翌日怒られます。
「申し訳ありません、以後気をつけます。」
二度と忘れないぞと気をつけながらAさんは日々仕事をこなしていきます。ある日急に仕事量が増え、忙しくなりました。頭をフル回転させます。そんな時に先輩からのデータ入力依頼。前回の失敗を踏まえてすぐに対応して終了。しかし仕事の忙しさは変わりません。
2ヶ月もそんな状態が続き睡眠不足の中、必死に毎日を過ごします。
「あれもやってこれもやってこれも、、、あと何やるんだっけ」
「あ、Aさん、このデータ入力しておいて。」
「あ、はい。わかりました。あれ、なにやるんだっけか次。。。あ、そうだこれだ」
文を読めばわかると思いますが、この後気をつけていた依頼をまた忘れてしまいます。
怒られてまた彼は頑張ります。
果たして頑張れるのでしょうか。
彼は悪いのでしょうか。
答えはNoです。違うに決まっています。だから頑張りますはだめなのです。今頑張れてもこの先自分の疲労や集中力が欠けている時にも同じレベルで頑張れるかといったら答えは「わからない」のです。
だから仕組みを変えないといけないのです。
- このデータ入力はマクロを組んで一発で終わらせられないのか
- 作業を分担できないのか
- 先輩はなぜ当日に依頼してくるのか
- そもそもこのデータ入力は何に使われるのか
- 意味があるデータなのか
そんな堀下げを繰り返して、先輩に聞いてみてください。意外と先輩も理由をわからずにお願いしていることがあったりします。
そうすると仕事が減ったり、軽くなったりできます。決して自分が頑張っていないからではないということをわかってください。
ただ、この仕組みを見直して業務の改善に必要になるのが鋼のメンタルです。
人は自分が体験した苦労を他の人が体験しないで済むということをよく思いません。自分はあれだけ頑張ったのにどうしてこいつらは苦労しないで済むんだと改善が自分の為にならないとどうしても嫌がるのです。
だからこそ、そういう話をする時は嫌がられることを承知の上で強い心を持ちましょう。
ホワイトな人生を送る1つに業務時間の長さはとても影響します。少しでも改善して、定時に帰れなくても早めに帰れる環境を自分で整えてください。
ベストでなくてもベターな環境を手に入れましょう!